第4弾は、バド・パウエルの「 ジ・アメイジング・バド・パウエル 」。
紛れもない天才ピアニストであり、ジャズシーンにも多くの影響を残しました。
しかし、酒とドラッグで身を滅ぼし末路は栄養失調と肺炎で41歳で亡くなるとはなんとも哀れ。
麻薬保持で逮捕入院後、放免されて間もない、彼の終盤時のアルバムです。
右に見える息子がカワイイ。
娑婆に出て元気が出たのか、素晴らしいプレイです。
全曲彼のオリジナルですが、のっけの「 クレオパトラの夢 」この1曲に尽きまする。
アップテンポに乗って、エゼエゼと唸りながら天才のドライブが素晴らしい。
この曲でパウエルを知り、そこからアルバムを遡ったことです。
それまでラッパ達の伴奏だったピアノを、ピアノトリオ(ベース・ドラム・ピアノ)に確立させ、
ピアノを主役の地位に向上させました。
何故だか天才ジャズプレーヤ達の短命が多く無念。
バド・パウエル
ジ・アメイジング・バド・パウエル TOCJ9004